私あれですよ、世の中が言うほど剛力彩芽ちゃん嫌いじゃなかったですからね。
それなのにもう、絶望。絶望ですよ…実写化という名の暴力キタコレ!!!
ついこないだ、良心的な実写化だってあるんだものと思い直したばっかりだったのに!!
大変ベストセラーになっている本ですのでご存じの方もおられるかと思いますが、ビブリア古書堂は、古本屋さんが舞台の、いわゆる安楽椅子探偵モノ(状況証拠を聞くだけでまるっと推理してしまうシャーロックホームズ系、特に1巻は)なんですが、美しい年上の女性と語り手である就職浪人の若い男性のほのかな関係や、古本トリビアみたいなことだったり、本にまつわることでつながる老若男女のあれこれが描かれた、ライトノベルなのに大変地に足のついたミステリー?小説です。
これ、人に借りたんですが読んだ時「うむ!実写化すべき!」と猛烈に思っていたのですが、ちなみに私の思うキャスティングは、探偵役となる古本屋の魅力的な女性店主は、天然ぽくて黒髪のボイン美女ということで綾瀬はるか。彼女をサポートするワトソン的な就職浪人の若者は、真面目そうで自衛隊に誘われるくらいのがっちりした若者で松坂桃李くん、て感じで考えてましたねー。知ってる人に言ったらだいたいイイネ!という感じだったのですが…
月9でドラマ化。主役の女性店主、剛力彩芽。就職浪人の若者、AKIRA(EXILE)。
しかも女性店主の高校生の妹は、ドラマ化にあたり男子高校生に変更され、今年から役者を始めたジャニーズJr.のジェシー。
原作ではホームレスのおじさんだったキャラを高橋克実が演じ、古本屋に居候して、剛力彩芽とAKIRAと三人で事件を解いていく。
だそうです………
なんかもう…キャスティングありきの…オスカーとエグザイルんとことジャニーズ事務所が大きめの肉に三つ巴で噛み付いてるハイエナみたいな図式がありありと見えるような…これ…
絶望したッッッ!しまった。ショックすぎて今回の日記の目的を見失うところでした。
今回は食べ物ブログです~

我々は現在、インターネットの発達によって、いろいろな知識を共有し、均質化している。
それは、料理のレシピにおいてもなのだ!我々は常に電子レンジの利用法や下ごしらえのテク、複雑な味つけの妙まで、くっくぱっどで同期しているのである!!
が、一方私たちの親の世代は一体その料理の知識をどう得ていたのか?
おかーさんの味はおかーさんに習うでしょう。でも食べたことのない料理は誰に習っていたのか?
先日、やぼ用で根津へ行きました。根津というのは谷根千って言われる、谷中・根津・千駄木一帯のレトロな町並みに骨董屋やアンティークショップ、雰囲気のあるお店が集まった土地にあります。
結構夕方に行ったので時間が遅くなり、お店があんまり開いておらず、とりあえずやっていそうなお店を探して歩いていたら、ぽつんと古本屋さんがあったので入ってみました。
そのお店は、大正時代の資料みたいな本があったり実用書があったりしてちょっと見ないタイプの不思議なラインナップだったのですが、料理の本がぽつぽつと売っていました。そこで、箱入りのこんな本を見つけました。

Sankei Cooking フジテレビ 料理の窓 '73 夏
…ふーんなるほど料理番組の本なのだな…?ていうか、73年!?私、生まれてないじゃんよ!!
なんとなくむくむくと、生まれる前のテレビでやってた料理のレシピでご飯作ってみたいなあと思いました。
ということで、40年前くらいの家庭料理の味ってどんな味?というレポートと、チョコレートでおかしのおうちを作ったよ☆という話を、折りたたんで!また長いです!
お暇でしたら読んでやってくださいませ~~~。
拍手&コメントありがとうございます!
・Tさん、コメントありがとうございます~!ぼんやりぽつぽつと通販するつもりで本を作ったのですが…!お言葉嬉しいですほんとに励まされます!!子世代本、本の装丁がしたいので中身もがんばります!← 見てくださってありがとうございます!また是非覗いてやってくださいませ!
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この料理の窓の本は、いわゆるなんつうかキューピー3分間クッキングの書籍化みたいな本なんですが、今もスーパーなんかで無料で置いてある料理レシピによくある体裁の、「調理中も見られるように1枚の紙に全部まとまっているレシピカード」みたいな感じのやつが、どさっと束になっているような本なんです。
ちなみに料理の窓って検索してみましたけど、結構マイナーな料理番組だったみたいです。
http://www.showanavi.jp/tv/1972/0407/あーなるほど10時半から15分間やってたのかあ。小川宏ショーの後だっておwwwwww
さて、今回は夏のレシピが多い中(至って普通の冷やし中華とかもありました)、私が一番作って食べてみたいなあと思ったのは、こちら!

ドン!薄切りポークのカレー煮でございます!!
カレーではなくてカレー煮なのか。という不思議な感じ。
「洋風」「肉」という見出しの存在はどれくらい必要なのか。この本を超使い込んでたら必要かなぁ。
で、

はいレシピ全公開でございます〜。是非ご興味あれば皆さんもお作りくださいね!
ちなみに、たぶんその番組での、指導と調理は、村上信夫先生でございます。
あの!村上信夫先生ですよ!私もよく知らなかったですが、シベリア拘留とかされたくらいの年齢のおじいさま(もちろん故です、でも亡くなったの2005年ですって)戦前に帝国ホテルに入社しつつも戦争になり、戻ってきてから復職、パリのホテル・リッツで修行し、NHKの「きょうの料理」のレギュラー講師を勤められ、東京オリンピックの女子選手村の料理長、再度のホテル・リッツなどを経て、1969年、第11代帝国ホテル料理長に就任。
黄綬褒章も受賞されておられますよ!!凄い先生ですよ!

今で言う…昔の料理の鉄人の坂井シェフ…みたいな感じより偉い感じかな〜?
でもこれレシピは村上先生のレシピじゃないのかな。指導と調理ってどういう感じかしら。
てなわけで、
<材料・4人分>
豚肉(薄切り) … 300g
玉ねぎ … 1/2個
マッシュルーム(生椎茸) … 8個 (これ生椎茸で代用しちゃっていいのか!?)
バター … 大さじ3
塩・こしょう
…えっ!?終わり!?という材料の少なさ! と思いきや、いやいやソースの材料がありますとも。
・ソース
:バター … 大さじ3
:小麦粉 … 大さじ3
:カレー粉 … 小さじ2
:牛乳 … カップ2
…えっ!?終わり!? いやほんとに材料これだけです。
ざっくりした作る前の印象として、味付けとかスパイスとか旨み要素に関しての素材が極端にない気がするんですが…
さてでは作ってまいりましょうか。
えーまず鍋にバターを入れて小麦粉を炒める…

めっちゃダマになりそうだからとりあえず茶こしで振ってみた、んですけど案外大さじ3の小麦粉が多くて振りづらい。
次はカレー粉を入れる。

カレー粉は昭和感を出そうと思って、というかうちにずっとあったSBのカレー粉を…

うおおおい中身が小さじ1杯半くらいしかない!!やばいー!ということで家にあった別のカレー粉も少々プラスしつつ。

で2分炒めろと。あらとろりとして美味しそう。キャラメルみた〜い(味は大いに違うであろう)
次に温めておいた牛乳を…というので私が生まれる前には無かったであろう文明の力・電子レンジでちょっこらちょいと温めて牛乳投入。

ヘラで混ぜててもいつまでも分離してて超冷や汗出てきたので慌てて得意のイカさん泡立て器でかきまぜーる。
おっ一気にとろりとしてまいりましたよ!!
えー次は、「タマネギとマッシュルームを糸切りに…」い、糸切りってなんだ??
思わず調べたら、まあ予想通り「野菜などを糸のように細く切ること」とあったので、最近包丁を買ったらすごく切れるので快適なので調子こいてすごい薄切りにしてやりましたよ!

実にこれ、華麗な糸切りっぷりフッフゥー! それをバターで炒めつつ、

豚肉投入。4人分だっていうから作り貯めだ!と思って割と豪快な量のお肉も惜しまず投入!
色をつけないように炒めろと…色付けないって焦がすなってことでいいのかな。

ん〜、こんぐらい?そこに塩で下味をつけろと。
炒める前に何かに漬けとくとか、みりんとか砂糖とか日本酒じゃないにしても白ワインとか何にもなし?
あっそうですか… ここはレシピに忠実にいかなければ、昭和の味は再現できない!!
で!

ソースに投入どーん!!

少し煮て、塩、こしょうで味をととのえる。濃度は好みによって加減する。だそうです。
つか、ここに至っても結局味付け、塩とこしょうだけかぁ… あとカレー粉… ううむ…?
で、できあがり。付け合わせはバターライスを添える、とあったので、今回使ったバターの量に驚愕していた私はまるっと無視して普通の白いご飯にしましたいえーい!

レシピカードの右半分が、付け合わせの野菜についてだったのですが、もろもろ面倒くさくなっていたので、冷凍してるほうれん草とミックスベジを、100歩譲ってバター炒めにして添えてみました。
色合いは割と良い!
さて、味です。えーと… うん、美味しいんですけどね、うん、あのー…
例えばほら、わりと有名な老舗の洋食屋さん、へえー昭和ヒトケタからあるんだぁなんてお店に行ってみることになって、カレー、ハヤシライス、なんかと並んで、◯◯亭ライス、みたいな聞いた事ない食べ物があって、どうやらそれが結構有名で、お目当てで来る人もいるんだってぇなんて聞いてきて、じゃあ何だかわかんないけど頼んでみよう、て頼んだら、持ってきしなにそこの店主みたいなおばあさんが、これは開業当時の私の祖父が考えたレシピをそのままに作ってるんですよ、これじゃないとダメっていう常連さんもいるんですよ、って言われて、ヘーッ!楽しみー!なんつっていざ食べてみたら、あ〜、うん、うん、なんかすごく歴史を感じる味だね、なんつって有り難がってそこそこ満足してカレー800円の店で1200円の◯◯亭ライスを味わって店を出て、家帰ってきて夜はカップ焼そば食べたらあらやだカップ焼そばうまい、みたいな気持ち。わかります???wwwww
そういう味です!!!wwww 我々は!化学調味料や濃い味に!まみれすぎてしまった!!!!
大変濃厚なクリーミィな感じで、実に洋食っぽいんですけど、カレー粉の味と、塩の味しかしないので、すごく本格的な洋食が今ほど溢れてない時代の日本では、すごく特別っぽい感じがしたんじゃないでしょうか。
他のレシピにちょいちょい、ブドー酒煮、というのが出てきたんですけど、ブドー酒…あ、ワインなあ!!っていう、ワインすらブドー酒と呼ばれてた時代のものですからねえ。凄いなあ。
ちなみに翌朝残ってたやつに、刻みにんにく、ケチャップ少々、白ワイン、塩少々を投入して火をいれたやつがすごく旨かったです!!ひどい!!!wwww
ちなみに、マッシュルームは糸切りにしないで少し厚みを持たせたほうが食感分かって美味しいんじゃないかなと思いました。これ椎茸にしたら味かなり和風っぽくなりそうだけどなあ。マッシュルームってそんなに売ってなかった時代なのかしら。
でもまた何か作ってみたいですね。あんまり変わったレシピが無いのが残念なんですけどね。
長くなってまいりましたがあといっちょ。
私に実は姉の子の、甥っ子が出来ましてぇ!パチパチパチパチ〜〜。
姉は北海道にいたのですが、事情があって赤さんを生んだらわりとすぐに私の家の近所にある実家に戻ってくることが決まっていたのですが、まだ北海道にいるうちに連絡があり、「ねえあんた、お菓子の家つくるぅ?」と聞いてきまして。オカシノイエ…?
どうやら北海道の有名なチョコレートメーカーのロイズで、クリスマス用のそういうものを売っているとのこと。
じゃあ作るよ、そして姉と赤さんがこっちにきたら作って持ってくよ、という話をしてました。
で、届きました。

なんだこれは!

でかい!つか2箱あるし!

でかい方は屋台骨、小さい方はデコレーション用のチョコのご様子。
では作るぞ!となって、録画し溜めている「純と愛」を見ながら、作成開始。

全体像はこんな感じ。真ん中の茶色いプレートは屋根で、この下に家の壁のほうもあります。

チョコペンは接着剤なので、湯煎で溶かします〜

く、くっつかねえ!!!!
お上品に写真とか撮りながら作れないのがわかったので、これ以降作ってる途中の写真は無いんですけども!

ばばーん!!デコってみましたぁ〜〜〜〜☆☆☆☆

裏側はこんな感じ。この丸い粒のチョコが中にクッキー入っててうまい。
これを大変丁重な輸送によって実家へ持っていきました。

まだ目もほとんど見えないらしいですけどねえ〜〜かわいいな〜〜
わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい。キリッ。(昭和)
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