覚醒は、手風呂のプレイ日記では13章あたりですがさすがにもうちょっとだけ進んでおりまして、子供世代を回収しております。回収って感じが正しい感じです。
そんな中、ブレディ君という子がいて超かわいいんですよー!
んだこらぁ!みたいに言うくせにハートが乙女でバイオリンとか紅茶入れるのとか得意っていうね…ギャップ萌えですよね!!
ピクシブでたくさん見ていただいて嬉しかったです!というお礼はどこに書けばいいんでしょう?ピクシブはお礼の作法とか仕方がよくわからないのですぬ…
あーブレディの何かを描きたいわー…イラストだけじゃなく描きたいわ!!!!
でも時間が許さないので、とりあえず後回し…。
さて、またどうでもいい映画の感想など。
なんか興味ある方も少なかろうと思うので畳んでおきます!
今回のネタはこちらです。
私が関節ロボットに萌えるようになったきっかけは絶対No.5のせい!と気がつきました!!
以下、折りたたんで長々と、ロボット愛!!
拍手ありがとうございました!!
フード理論の本、興味ある方は是非買ってみてくださいね〜〜〜〜!!!
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私はロボット、ポイントとしては関節とかがむき出しのロボットが好きです。
その原点がどこにあったんだっけと思っていたのですが、絶対ショートサーキットのNo.5だ!と今回確信いたしました。
私がこの映画をテレビで見てたのはいつくらいでしょうかね〜、それこそ小学校の頃かと思いますが、ファミコンの時代の映画で、1986年くらいらしいので、パソコンがマイコンとか呼ばれてた時代だと思います。

あらすじはこんな感じです。
コンピューターがあらゆることを便利にする時代。とあるロボット製造メーカーが、軍用ロボットを開発する。強固なボディを持ちレーザー銃を搭載した、従順なロボット。その発表会の日、数体ある中のNo.5に雷が落ち、No.5は他の個体とはどこかが若干変わってしまう。偶然から外へ出ていってしまうNo.5。社長や軍隊、制作者たちが追う中、No.5は動物が好きな少し変わった女性の元へたどり着く。女性はNo.5を宇宙人だと思い込んで、彼に乞われるままにこの世界の事をインプットしてあげてゆくと、いつのまにやらNo.5の中に、自分は生きているのだという思いが生まれる…。
この映画って、すごい牧歌的なんですよ。最初から最後まで。80年代のびっくりするくらいのドタバタコメディだし。80年代の愛すべきしょーもない映画はだいたい、音楽がダサいんですよwwwwあの、なんと例えたらいいか、あれだ、ドラムがC-C-Bの電子ドラムなんですよ!!トゥン!て音するやつwwwwダサいwwww
だせぇ〜!!!でもそれがたまらない!!
なんというか、私の中ではディズニーランドのトゥモローランドっぽいと言いましょうか、レトロフューチャーって言われるやつなんでしょうか?CGなんてものが無くて、未来のロボットやファンタジーなクリーチャーを人間ががんばって動かしてSF映画を作ってた時代なんですよ。なんか幸せな時代だなぁ。
ショートサーキットは、自我を持ってしまうロボットの話でありながら、今ほど深刻に描かれないのは、たぶん本気でそんなこと心配してない時代だったからで、しかも落雷でおかしくなってしまって自我を持つだなんて、今の人は抱きようがないファンタジー(落雷にあったらデータが消えちゃうイメージではないでしょうか)で、テレビの斜め45度から殴ったらテレビが直る時代だったから通用したと思うわけです。
ショートサーキットを見ながら思い出していたのは、テレビシリーズの攻殻機動隊の、タチコマの描かれ方です。タチコマは最初からとてもかわいいしファニーな感じで現れるのに、回を追うごとに異質な個体が出現することでその個体の情報を共有し始め、どんどん素子たちが思いもしない自我を持ち始めるのがややホラータッチにすら見えるくらいで描かれます。そして攻殻機動隊の問うテーマのひとつは、「人間は何をして人間たらしめているか」という事です。ゴーストと称される魂のようなもの、それはどこに帰依しているか、肉体がもはや機械によって義体化した時代において、肉体が人間を表すのではなくなっていたら、何を指して人間と呼ぶのか?それは精神的な思考の存在を指すのか?だとしたら、異質な進化をして自我を形成し始めたタチコマはもはやロボットではなく人間なのか?哲学的なテーマですが、実に考えさせられる話です。
まさにショートサーキットは、コンピューターが電卓に毛の生えたくらいだった頃、ファンタジーとしてのスーパーロボットが愛嬌のある精神を宿したら?というとても平和な発想のもとに生まれた映画です。
そのせいか、私たちを脅かすかもしれない存在としてのロボット、のような意味合いは皆無で、ただただ友達として居てくれたらいいなあ、みたいなことなんですよね。それがほんとに幸せっていうか。
ちょっと考えたら軍用ロボットなわけだし怒らせたらどうするんだろうとか電源は、燃料はなんて考えだしたら恐ろしいけど、そんなことはどうでもいいわけです。
追手から逃れたNo.5の制作者の男の人と、No.5を最初に助けた女性と、No.5の3人?でやっと落ち着いて話が出来るようになったとき、No.5は制作者の男性に、自分は生きているんだと訴えます。No.5は「いたずら」をして口笛を吹いてごまかし、制作者のつまらないジョークに大爆笑。そして制作者が示したロールシャッハテストに、最初は現象としての解説をして「やっぱりロボットはロボットなんだよ」と言われてしまった後、「でも…何に似てるかと言われたら…カエデ?」とか言い出します。そして制作者の男性はきっぱりと「なるほど、確かに、こいつは生きてる!」って宣言します。
そんな簡単なことなのかどうかはさておき、まあだいたい、余計なことをしてるのが人間っていう認識なんだなと思うわけです。概ね同意です。いたずらしちゃうのとかって人間くさいですよね。
ロールシャッハテストが効力を疑問視されておらず心理学というものを表していた時代、心理学という不規則なものはコンピューターでは計れないと思われていた時代、つまらないジョークに笑うなんていうのが実におちゃらけた80年代の空気にマッチしていた時代、今はコンピューターと暮らしが密接で進化しすぎて夢物語としてこの映画を見る事はもう出来ませんが、こんな平和な時代があったんだなって思うのは幸せなことのように思います。
さて、この映画のNo.5がどうして愛嬌があるかを分析すると、テレビを勉強しまくってセリフを覚えて都度都度使うところ、そして表情にあります。
ロボットのどこに表情が?と思われるかもしれませんが、No.5はその、双眼の上と下にあるひさし?のようなものを器用に動かすことによって、喜怒哀楽を絶妙に表現します。
これ…実は、PixarのCGアニメ映画、ウォーリーが、構造がほとんど一緒なんですよ!!
ポスターの共通点を指摘する人もいます。

たぶん、どう考えても、ウォーリーの中にショートサーキットのオマージュは山ほど見て取れるので意識してないわけはないと思うんですけど、テレビを見て現代ッコっぽくなるNo.5に対して、ウォーリーは地球で最後に残った「動くもの(ゴーストを宿してると想定すれば、生きているもの)」で、ゴミ回収ロボットなんですけど、集めたお気に入りのゴミの中から、ビデオテープ(しかもベータw)で昔のテレビ(1970年くらいのやつらしいです)を見て人間的な、恋心みたいなものに憧れるわけです。
そして目の表情ですけど、より双眼鏡ぽいウォーリーの目は、双眼鏡的に広がったり狭まったりすることで喜怒哀楽を表現します。そして影が目のところに入ったら凛々しく、光がさしたら優しげに見えるようにもなっていて、すごくNo.5っぽい!ウォーリーの最後の号泣シーンなんか、まさしく目の表情ひとつでやられると言っても過言じゃないです、ロボットなのに!!
あと、ウォーリーはゴミ回収ロボットの最後の一人なので、まわりにたくさん動かなくなった同じ型のロボットがいるんですが、自分のキャタピラが壊れたりしたら自分でその同胞?からパーツを取って自分で自分を修復したりするんですけど、これ完全にNo.5がやるんですよね。しかもショートサーキットだとそれが話のキモだったりするし。
「愛嬌のあるロボットとはどういったものであるか」の、とても素晴らしい教科書が、平和で牧歌的な時代に作られたショートサーキットのロボット造形だったんではないかと思わずにはいられません。
ちなみに言えば、No.5のデザインを作ったのはシド・ミードという工業デザイナーさんで、スタートレック、トロン、ブレードランナー、エイリアン2などでレトロフューチャーと我らが思う有名なデザインを数多く手がけた方なんですよね。
どうでもいいですが1980年代半ばっていうのはファミコンが発売してアップルが初代マッキントッシュを売り出してバックトゥザフューチャーが公開された時代なんですよね。なんというレトロフューチャー!
そんな中、日本ではこんなロボットが発売されておりました。
オムニボット2000。トミーが出したロボットです。1985年当時で10万円!!
デザインが実にレトロフューチャー!双眼だし!!すごくかわいい!!
そしてやってくれることといったら、軍事ロボでもなくゴミ回収でもなく、お酌するだけ。あと動くかな。あ、胸んとこにカセットテープ入るので音楽が流せますね。
…現実はこんなもんだったってことですよね!!考えてみると!!
これが確かに、ゴースト宿して一緒に遊んでくれたら最高だろうなあ〜。平和なファンタジーだわ〜。
実はこいつ、今うちにいるんですけどねwwwwww
すげえでかいんですよ、3歳児くらいの大きさありますよ!!
これ10万で買ってた当時の人ってなんていうか…景気のいい時代だったってことなのかなぁ…。
相変わらず長くなりましたが、ショートサーキットの多幸感、ウォーリーの切なさ、どちらも最高にオススメです!!
愛のあるロボット映画よ永遠なれ!!!
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