先日ちょっとだけ日記に書いたんですが、HOLGAというカメラを買いました。
今日は、HOLGAを買って、なんとか使い、現像するまでのことを書きます!
HOLGAとは。支持者の多いトイカメラです。中国製。
粗悪に作られているので、予想しない写真が撮れます。
手でカリカリとフィルムを巻くので、一度撮ったフィルムに更にシャッターを切る、多重撮りも可能です。
何故急にHOLGAが欲しくなったかというと、赤かったからです!
どこかの誰かが撮った、この赤のホルガを構えた女性の写真がとても美しく、このカメラいいな~と思ったのですが、ホルガといえばフィルム。フィルムといえば現像。もはやデジカメに慣れてしまった昨今、こんな面倒くさいものを買うかどうかは勇気がいります。
が、赤いので買う事にしました。←理由になってない
ちなみに、この赤いホルガには2パターンあるのです。
レンズの所に、黒いフチがついてるやつです。
…というルックスの問題はさておき、私が買ったものはレンズがプラスチック製で、黒いフチつきはガラス製なんだそうです。
↓これの赤版。
プラスチックの方が柔らかい色合いに撮れ、ガラスは黒が沈む感じになるそうです。それは好みによって選べばいいのかと思いますが、私はレンズタイプもさることながら、全部真っ赤!なプラスチックタイプを購入ー!
この後、長々とホルガの御しきれない荒馬ぶりと、撮って来て現像した写真一覧など。
拍手いつもありがとうございます!
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さて、まずホルガを買って、分かってはいたけど驚いたことといえば、フィルムです。
120、という普通の35mmフィルムより縦が大きいサイズのフィルムです。
ホルガは、非常に適当なカメラなので、フィルムの感度だよりで仕上がりを良くするため、この400っていうやつを買いました。近所には感度100のしか売ってなくてわざわざビックカメラまで行きましたよ!
さてフィルムも買ったし、いざカメラに装着…と思ったら、このカメラがとんでもないやつだということに気がつきました!!

フィルムに慣れてないので、まずフィルムを装着するのも一苦労ですよ。やり方にピンときません。
なんとか入っても、説明書を読むと、裏ブタが外れないように、同梱されているビニールテープでフタ全体を止めろ、っていうんですよ!!!しかも調べて行ったら、絞りが素で壊れてるとか!!なにそれ!!壊れてる個体がある、っていうんじゃないですよ?全部壊れてるんです。信じられない!!
そういうのを直す裏技とか調べつつ、さて、ようやく撮影してきました!!
まずは感度400のフィルムにて。多重撮りをしてみよう!とチャレンジ。

同じアングルで撮っても面白くないな!!

新幹線の窓から、住宅地と田んぼを二重に撮った…んだけど、イマイチ。


違う風景を撮ってもごちゃごちゃしててわかんないなー

色付きのフラッシュを焚ける機能があるので、それの黄色で魚ちゃんと、電気のカサ。

一瞬違和感がないけど、同じペンギンの水槽を違うとこから撮ってるのになー。

多重撮りは、後で知ったんですが一度撮ったら逆さまにして撮ったりすると楽しいみたいです。
今度はそれでやってみようかな…。
それから、リバーサルフィルムという、スライドとかに使えるような、ネガじゃなくてポジフィルムになるのがあるんですが(あの茶色いフィルム状のネガを、フルカラーにしたようなもの。透けています)、うっかり買ったやつがそれだったらしく、ちょっと青く沈んだ色になるんですが、それで昼休みに飯田橋に繰り出して撮ってきました。






ちょっと普通じゃない印象の写真が撮れたのは確か…かなぁ?
一番上の、ちょうちんにピンがばっちり決まってるやつはかなり気に入ってます。
ホルガはピント調節とかざっくりにしか出来ないので、うまいこといって嬉しい!
そしてやっぱり現像は高くつくわけですが…。
元々、この120のサイズのフィルムは正方形かへんな縦長にしか撮れないので、普通のプリントはしてもらえません。すべてがイレギュラーなので、1本のフィルムの中身を現像して見るようにするには10日近く、2000円近くかかってしまいます。
これはキツイ、キツイんだけど…、実際出来てきた写真を見ると、ここに並べた画像では伝えきれないほんわかした色合いで、やっぱりホルガのカメラでないとこのとぼけた調子の写真は撮れないんだなあ、としみじみ思ったわけであります。あと、正方形とか、かわいいんですよ。
もう使わないかなーと思ってたけど、勿体ないかもしれないなー。使うかなぁ。
趣味として、こういう面倒くさいカメラで楽しむのも、悪くない気はします。
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