母さん、僕のあの京都旅行、どうしたんでせうね?
ええ、春、お金もないのに無理をして出向いた、
桜も散った納涼床も出ていない、あの変な季節の京都旅行ですよ。
というわけで愛鳥週間とかいろいろ挟まって自分が本当に京都に行ったのかどうかも怪しいほど昔のことみたいなんですが、忘れないうちに写真をアップしておこうと思います。
食べたものもガッツリ写真撮ってきたんですが、食い意地日記はまた近いうちにということで。
1日目は京都駅より北の町の中をぐるぐる。2日目は稲荷神社や嵐山に足を伸ばしました。

鴨川は情緒があっていいなあ…。
ちなみに、今金曜日の深夜かなんかの「ノイタミナ」ってアニメ枠で、
「四畳半神話大系」っていうアニメがやっているのですが、久々にアニメで心底痺れました。
というか、これ企画した人、森見登美彦好きすぎだろ!!
私が唯一読んだことのある森見さんの本は、「夜は短し歩けよ乙女」なんですが、好きな書評家の方が褒めてらして、これは読んでみようかなと思っていた矢先、姉に本を1冊買ってやることになり、そういえば森見さんの本は京都が舞台だというし、姉は京都にいたことがあるもので、これはいいんじゃないかと買い、さらにそれを自分も読んでから渡した、という経緯があるのですが、
実質、四畳半神話大系と歩けよ乙女は同じ設定の話なので登場人物がかぶっております。というか森見さんの本の登場人物はみんなどこかしか繋がってるっぽいんですけど。CLAMPかっ
表紙のイラストが、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのジャケットで有名な中村佑介さんなんですよ~これがすごいピッタリ!
森見さんの文体は、文語体というかなんというか、信じられないくらいの言葉の波がどわーっと押し寄せてくる感じで、私は太宰治の影響を見るんですけど、その言ってることはひどく現代的で、実はものすごーいラノベなんです。
最初はちょっととっつきにくいかな、鼻につくなあなんて思って読んでいたのに、最終的には虜になってしまっているという、それはそれは中毒性のある作家さんなんですけど、
・くどいくらいの森見調で語る主人公のモノローグと京都の町並みと、
・およそアニメには向かなさそうな中村さんのキャラデザインで、
・主題歌をアジカンに頼んで、
・マッドハウスがアニメ化
っていう、これなんなの、神の所行?っていうか神のいたずら??っていう、なんか凄いアニメでした。
まあまあ、オープニングがかっこよくてほんと痺れた。
DVDもう予約しちゃおうかなあ…。
ノイタミナはまじで本気出し過ぎ。墓場鬼太郎のときから気づいてたけど…。
他の写真は、以下折り畳んで。
[0回]
私の中では今回の京都は、「喰いたいものを喰い、飲みたいもの飲み、そして乙女をたどる旅路」っていう設定でした。
ほぼ歩き通しで全く休まってない、「そうだ、京都行こう」的な癒しの全くない旅だったのですが。

ここに来ると「うおっ京都だなあ!」て思う、京阪線四条駅のそばの歌舞伎場「南座」。
っていうかここに入ってる松葉のにしん蕎麦がうまいっ!
四条の橋との風景とか見てると、いいとこだなあって思います。

ここも鴨川のそば、三条のほとりにある本家船はしや。ここに行くのがかなり私の目的だったのですが。煎餅とか焼き菓子屋さんです。趣きアルネー

姉小路の町並み。ほんとに舞妓さんって歩いてるんだね…!!
あまりの事に直視することもできなかったどすえ。
行く前に調べてたら、舞妓さんは「最近はカメラ構えて突然撮るお客はんが増えて無粋で困りますなあ」みたいなことを言ってるのを読んでしまったのでもちろん写真には撮れてない!!

ここ!!ここが乙女の酔っぱらっていた町だ!!ということで先斗町。
ぽんとちょう、ってどやったら読めるの!?
「夜は短し歩けよ乙女」の乙女が、お酒を飲みたくてぷらぷら飲み屋をハシゴするのがこの町なんです。
行ってみたかった!!そして裏手の鴨川を眺めながらお酒を飲みたかった!!実行できて最高でした。
つーか鴨川ってデートスポットなんですか?ちょっと寒かったのに夜までチュッチュしてましたよカップルが。
こないだ見た四畳半神話大系のアニメでたくさんカップルが鴨川に座ってる図を「ねぎまのようだ」と表していたのでほんとに多分カップルばっかなんですね、いつも。
翌日は、初めて行ってみました、おいなりさん!伏見稲荷です。


あの、よくテレビとか映画で見る、「ずらっと連なった真っ赤な鳥居」の規模がよく分かっておらず、まさかあんな、山の上の方まで本気でズラーーーーーーーーッと並んでいるとは思ってませんでした!!ちょっと狂気すら感じますね。でもかっこ良くて最高。信仰を凄く感じました。
もういっちょ!


山の中腹の、四ツ辻という辺りに休憩所というかお茶屋さんみたいのがたくさんあるのですが、目的にしていた、「仁志むら亭」というお店に行きました。俳優の西村和彦さんのご実家だそうなんですけど、それはさておき凄いロケーションで、ここのお茶屋さんから京都の街を一望できるんです!

こんな感じ。やすねさんがウルキとヤナフでこんなの描いてたな!!
ここでおいなりさんを食べたらさぞや楽しいだろうと思ってがんばって登りましたよ!!
食い意地ばっかりだ。まったく。

旅の最後に嵐山。今回は任天堂信者的に時雨殿と、世界遺産の天龍寺を見に。
天気が二日とも良くて凄く良かったです。写真いっぱい撮りました。
やっぱ京都はいいなあ。
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