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うん・・たしかに せいいきを おかすことは つらい・・・
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    先日、MXテレビでやっている『松嶋×町山 未公開映画を観るTV』という番組を見まして、衝撃を受けてあっちこっちで話して歩いている話の件。

    この番組はアメリカで公開されているけど日本に来て公開しない映画(主にドキュメント)をテレビで流してくれるというありがたい番組なんですが、そこで見た「ディア・ザカリー」という映画が衝撃すぎて衝撃すぎて、ちょっと正月そうそう立ち直れねえんです。

    親の愛というのは、深くて強くて、そして儚くて脆いものだという事をしみじみ考えてしまいました。
    考えたついでに、幼アイクと母エルナっぽいのを描いてみました。妄想ですけどね。
    この頃はグレイル一家も幸せだったに違いない。

    1262670553883830.png

    ディア・ザカリーについてなんとか短くまとめてみますが、長くはなると思うので、読んでやってもいいという方は以下に。もちろんオチまで書いてあるので、日本公開は今のところありませんが、知りたくない方はご注意下さい。

    拍手[0回]

     
    ザカリーというのは赤ちゃんの名前です。

    アンドリューという、明るくて誰からも愛されている医師である青年が、ある日射殺されてしまいます。
    映画監督である親友が、アンドリューの記憶を集めるために、彼の友人達に会って証言を集める事にします。
    犯人は、アンドリューとつきあっていた歳の離れたシャーリー。評判が悪く、性的な事に執着する女性で、アンドリューとは同じ医大で学んでいました。アンドリューが落ち込んでいた時に付き合い始めますが、うんざりして来た事と、彼が人生の目標を見つけるに至り、別れを切り出されます。
    そこからシャーリーは、ストーカーと化します。
    ある日16時間かけて車でアンドリューの元へやってきたシャーリーは、アンドリューを射殺し、偽装工作などします。
    これは誰もが簡単な犯罪で、すぐにシャーリーは捕まるだろうと思っていました。が、手続きに手間取っている間に、シャーリーはカナダに逃亡します。
    そして収監はされますが、カナダの司法はなぜか、彼女の保釈を認めます。彼女は記者会見し、自分がアンドリューの子供を身ごもっていると発表します。

    アンドリューの両親は、カナダに移住し、その子供を自分たちが育てる事を目標にしました。
    監督も、今後はこのフィルムをその子が大きくなった時に、お父さんの思い出として見せてあげるために撮ることにし、たくさんの友人・親戚達に会い、話を聞いて回ることにしました。
    その子が、ザカリーです。

    しかし、シャーリーは養育権を渡さず、ザカリーを盾にして両親を振り回します。
    面会の時間を一週間に一度、監視のもとに定めます。その後、シャーリーは再び収監され、その時ようやくザカリーの祖父母は彼と過ごせることになりました。が、シャーリーは週に一度、必ず自分とザカリーを会わせるように決めていて、祖父母は息子を殺した犯人のために雪深いカナダで何度も刑務所に通わなければなりませんでした。
    それでも祖父母は、とにかく規律を守ることで、いつか自分たちの手でザカリーを育てられるようにと、耐え忍びます。
    しかし、法は守ってはくれませんでした。判事が何故か、シャーリーの再度の保釈を手伝うまでして認めたのでした。判事の考えは「憎い相手は既に殺しているのだから、彼女は安全だ」というのです。
    祖父母は、今度は週に3度、ザカリーと会うためにシャーリーとの時間を数多く過ごさなくてはならなくなりました。

    そして運命の日がやってきます。
    祖父母の元にあるニュースが飛び込んできました。シャーリーとザカリーが、行方不明だというのです。
    シャーリーが逃げたのだとみんなが思いました。が、その後警察の記者会見があり、海岸で二つの遺体が発見されたというのです。一つはシャーリーで、一つはザカリーのものでした。
    シャーリーの行動はこうです。その頃、シャーリーには付き合っている男性がいましたが、男性がシャーリーの容疑の事を知り、シャーリーを突き放し始めました。するとシャーリーは電話を300件もかけて、妊娠していると嘘をつきました。が、それでも男性が自分に振り向かないと知ると、男性の家に偽の証拠品を仕込み、自分を殺したようにみせかけて自殺したのです。ザカリーと共に。

    祖父母は再び、シャーリーによって地獄に突き落とされました。
    しかし、彼らは強い人たちでした。この事実を世間に公表して、司法を変えようとしています。祖父はこの体験を本にし、本はベストセラーになりました。被害者遺族の団体を作り、保釈制度の変更を求めています。
    監督は、ザカリーの死でこの映画を撮る意味を見失いました。しかし、アンドリューの姿を追ううちに、新しい友人たちと出会うことになりました。彼らは口々に言います。アンドリューがいかに素晴らしい人であったかを。そして、アンドリューの両親との出会いを喜んでいて、「アンドリューを育ててくれてありがとう。私たちはあなたたちの子供です」と。
    監督は、この映画をアンドリューの両親に捧げて、二度とこんな事件が起きないような社会を作るために、この映画を公開することにしたのでした。


    こんな映画でした。正月から泣きました…。
    ちょっと途中感情入った感じになってキモくてすいません。
    日本でも公開してくれないかなあ。DVDでもいいんですけどね…。
    長々読んで下さった方ありがとうございます!!!
    拍手もありがとうございました!

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    (2009/02/24)
    Kurt KuenneDr. Andrew Bagby

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