今回は、しばらくハマって考えてた、フィクションの中の現実についてです。
考察に時間がかかってしまったので、絵が雑ですいません。↓
バーリスタ!バーリスタ!

某串子先生の旦那様であらせられます、ときめきメモリアルGS2の、佐伯瑛さんがおられます。
佐伯さんは、おじいさまが経営されていた喫茶店を継ぐべく、学校に内緒で喫茶店で働いております。その海辺の喫茶店が、その名も「珊瑚礁」です。
ただ、私はときメモGSについては大変に暗いので、細かいことが正確に分からないのですが、GS2はフワッフワした設定が結構あるような感じがします。その中でも一番フワッフワした感じなのが、この「珊瑚礁」の設定です。
このフワッフワを、フワッフワさせたまま現実に存在させてみよう、というお話です。
メレンゲの形をした石膏、みたいな感じですか?ちがいますか。
こういうの、ほんと好きなんですよ。
では、結構ガッチリした話なので、ほんとにお暇な方はぜひぜひ〜〜〜!
拍手ありがとうございます!!
ゆずをくだすった方にお裾分けしたら、喜んでいただけました!!
次は風呂用とお酒用をくれるとか、くれないとかwwww
[67回]
さて、フワッフワの話です。
「珊瑚礁」の経営についてはかなり謎の部分が多いですが(聞くところによりますと、17時に瑛さんが帰ってきてから営業しだして22時までという、海のそばなのに謎の夜間喫茶店。バーでもない)、立地、建物自体もなんだかフワッフワしています。
場所があれだよね、私世代だと「ファミコン探偵倶楽部」の「うなかみのがけ」だよね。
でも案外、「高校生なのに探偵」と「高校生なのにバリスタ」は遠くない感じするから面白いですね。
しかしこの立地ってすごいファンタジーじゃないですか?ここに建物なんか建つ許可出るのかなーって思うくらいですよね。土壌?とか弱そうですよ。
で、この珊瑚礁の外観なんですが、なんといいますか、女の子の夢の中のお城みたいっていいますか、白くて丸くて青くてかわいらしいですよね〜昼営業したほうがいいと思います。
それはさておき、この、夢の中の喫茶店に何か似たものがあったなと思ったやつがあって、
これ、ご存知ですか。いちいちさっきから例えが古くて申し訳ないんですけど、Dr.スランプあられちゃんに出て来る、ペンギン村の喫茶店です。
リアルにこれを作ろうとするのは至難の業なわけですが(どうやら当時のファンの方が作った喫茶店があるらしいですが)、リアリティーラインが低いアラレちゃんなら、この形状の喫茶店はアリですよね。
ただ、GS2の中の「珊瑚礁」は…フワッフワしてまいりました。フワッフワ!
リアリティ寄りの話の割には、「珊瑚礁」は若干、ファンタジー寄りすぎるかな〜といった感じではあります。
さて、そこを本気で建築物として考えていこうじゃないかという話に串子先生となりました。
串子先生もかなりちゃんと考えてらして、私の知らぬ情報などを横流ししてくだすった結果、あのかまぼこのような「珊瑚礁」を、私なりにまず、最低限、作中から知れる情報と、横流し情報を元に、外観から再現してみることにしました。
こちらが、まずはゲーム画面からも見える正面図です。
崖の途中に建っており、テラス席もあって、窓が多めです。
入り口に向かって照明が設置されています。(入り口の上の屋根のせいで効果的か?)
↑これが、正面からは真反対から見た図になります。
こちらはちょっと記述しないといけないことがいろいろありますが、まず私が喫茶店を想像した時に一番問題だなと思ったのは、トイレです。
こういうリアリティーライン低めなものほど、水まわりをおろそかにしがちなので、そこをなんとかぐっと乗り越えたいところです。
が、一応資料によると、赤い字で「トイレらしい」と書いた部分がトイレの窓だそうなので、トイレはこれで固定されました。裏口も決まっています。
二階の、窓については後で記述します。ここが結構二階のキモです。
「瑛さんの部屋」と書かれたところ、この初対面のシーンですね。
私、てっきり瑛さんとの初対面は喫茶店の入り口だと思っていたので(下から煽ってるし読みが甘くてすいません)、まさか登校日の朝にまだバリスタの格好して窓辺でたそがれてると思ってなかったんすよね。しかも海側見てるのかと思ってたけど山側?見てるのか…むう
さて、外観が固定されたので、ここから内部を想定してみました。
「91×182」というのは、1帖の大きさです。2帖で1坪。妄想にお金とかないので、広めに想定して、4人掛けの席の1ブロックを4帖と想定しました。
それでざっと計算して、25坪弱の1階床面積+テラス、テラスは15平米くらいです。
これで正確な数字を出して、1/100スケールで作図していこうと思います。
しかし、問題は山積しています。
まず、最大の問題が「階段問題」です。
最初の外観図からして、ほぼこの家の周囲には窓がたくさんありすぎて壁際に階段があるとは考えづらい。が、瑛さんの部屋は結構がっつりとした間取り…
なるほど、じゃあ喫茶店のど真ん中に階段があるのかな?喫茶店だけどな?と思ったのですが、
入り口のドアを背にして苦悩する瑛さんですが、この店の中央になにかあるようには思えない!!
じゃあ、このカメラアングルの反対側の壁際にあるのかな、と思ったら、そこにはトイレがあるはずだという。詰んだ!!詰んだこれ!!
それから、瑛さんの部屋の間取り問題。
…この部屋と、一つ上の画像を見て、感じるところってありませんか?
この部屋は、いわゆる屋根のアーチ状を見ても、
ああ、二階にスコッと瑛さんの部屋があるのだな、と思いがちですが、再度考えてみてください。
…横幅、おかしくね!?瑛さんの部屋、ちっちゃすぎねー??っていう
そして私は、うなされるほど悩んで、ある回答にたどり着きました。
決してフワッフワの原作を壊さぬ回答を…!!
私の考えた1階が、こちらです!!
ちょいと間取りを広くとりすぎた感じは否めませんが、まあいいじゃないですか!
真ん中にカウンター、裏口からすぐの壁に階段、お店と二階への出入り口も設けました。トイレも綺麗めの広いやつを作ったつもりです。
しかしこの店、24席しかないのかよ…まあ一人で回すにはそんなもんですかね。
いろいろな公式の難問があったので、それを時に従順に、時に都合良く解釈してみました。
まず、問い:Aです。
これ、どこの場面なのか?です。
柱や梁についてはちょっとよくわからないので置いておきますが、この場面がどこであるかのヒントは、「窓」と「お客さんの位置」です。
窓。これ横に棒が入ってるタイプで、情報によると「テラス側の窓は古い汽車の窓みたいに上下に開けるタイプ」とのことなので、それっぽいなあと思うのです、が、座席の配置がおかしいんです。
さっきの、
これによると、窓際の席はみんな窓にたいして垂直に並んでいます。
しかし、
これ!カウンターの奥にある椅子!窓に対して背を向けてます!
というわけで、私としては、図面の中の一番上にあるAの部分がそこかなー、と思うんですが、窓が違う気がするんですよね…8人グループとかが来てテーブルの配置変えたってことにして、右下のAってことにしようかな…。
次の問い:B、「階段問題」です。
階段の位置はまあ、壁際にしたんですが(とにかく公式で写ってないところに階段を押し込んだ形)どうがんばっても、斜めの壁が店にせり出してしまうことになります。
しかし、こんなものが。
これはたしか、さっさとケーキだかを運べと怒られるやつだったと思うので、カウンターだと思うんですよね。階段をどう押し込むか… これだ!!
要は、階段の下を収納にして食器とか冷蔵庫とか入れちゃうぜってことなんですが。冷蔵庫はやっぱ業務用のこういうのだよね!
こういうのにケーキ入ってて蛍光灯で照らされてるとうまそうなんだよなあ…。
さて、では2階に突入します!
これが私が最終的に出した、2階の結論っす!!
私はどーしてもやっぱり、店舗といえども、サーファーがいるのに風呂がないのはありえないと思ったので、2階には風呂、トイレ、洗濯機置き場、洗面所も確保しました。
あと、串子先生が悲願の「マスターの休憩室」も確保です!
と、いうか、おわかりいただけますでしょうか、右中央の瑛さんの部屋。
これ、蒲鉾の中に蒲鉾という、入れ子状態であの横幅の違いをクリアしてみることにしました!
問い:C じゃあ窓はどうなってんの?ということなんですが、これは、切れ込み理論(なんの理論だ)でやってみました!
ちょっとおおげさに描いてますが、とにかく、凹んだところが窓ということです。
なので、ガラスは結構奥にあるような形状になります。
そこはちょっとご愛嬌かな〜?
それでもまだ瑛さんの部屋が再現しきれない、天井の低さ!これを解消するため、
問い:D 倉庫でなんとか誤摩化そう
そもそも飲食店なわけですから、いろいろな在庫とか食材とか置いておくところが必要なはずなんですよ。なので、デッドスペースという名の瑛さんの部屋のためのスペースを、全部倉庫にしよう!
要は床を上げて、あの小狭い感じを出す事にしました。でも、図面の点線のあたりまでじゃないと、取り出しづらい感じになりますね。奥行き1.5m、高さは60センチくらいのスペースのイメージです。
階段のスペースって斜めの天井が邪魔そうですね。
マスターの部屋はというと、
ああいう感じで奥行き〜のある感じになりました。
しかし実際、こんな家あったらおかしーだろ。瑛さんの部屋のための2階。謎すぎwwww
ということで、個人的にはめいっぱいがんばってつじつまつけてみたつもりですが、いかがでしょうか編集長!
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