そもそも。
秋田といったらなんだ。関東の無知識な人間が思い描けるMAXなんて、なまはげと秋田犬と秋田美人とあきたこまち(米)くらいのもんですよ。いやさ、貧困な知識しかない私が悪いんです。
そんな中、今回角館に行くことにしたのは、同行者(俗に母親とも言う)のたっての希望がありました。
同行者は、漬物を偏愛しており、先日頼み込まれて東京でいぶりがっこを購入しました。
皆様ご存知ですか、いぶりがっこ。
ざっくり言うと、たくあんをスモークしたやつです。
食べるまでまるで味の想像がついてなかったのですが、なるほどうまいもんだなあという感想でした。クリームチーズ乗せて食べると、スモークチーズみたいになって最高の酒の肴なんですよ。
で、同行者が、一度覚えたいぶりがっこが忘れられず、秋田県に行って本場のいぶりがっこを買いたい、そもそも東北に行きたい、桜が見たいと言うので調べてみたら、ちょうどすべてが揃うのが角館だったのです。
更に、角館は時代劇の有名なロケ地にもなっていて、同行者の好きな藤沢周平の「たそがれ清兵衛」も撮影されたということ!いろいろ都合がいい!
しかし、宿を予約したりした後に残念なことに、今年はべらぼうに桜前線の上昇が早く、毎年だったら1本くらいはもしかしたら残っていた?かもしれない桜が、サの字もなくなってしまったのは痛恨でした。でもまあ、新緑もいいものかもしれません!
ちなみに、某靴下先生と、偶然も偶然に前後する形で角館(しかも同じ宿w)に泊まることになっていて、先に行かれた靴下先生は桜をご覧になれたようで羨ましゅうございました。
さて、それでは出発でございます。
私はもちろん、新幹線で片道3時間の北上になります。
その前に、腹ごしらえ。
東京駅のグランスタ(駅構内にあるショッピングや飲食ができるところ)にある、日本食堂でハヤシライスをいただきました。店内が、昔の食堂車みたいな感じで作ってあるんですよ!
↑食堂長自慢のスペシャルハヤシライス、だってさ!値段が高い!
スポンサーがいなかったら食べてませんよ。なんでも、ピッタンコカンカンで食べてるのを見て、ずっと食べたかったとか。
お肉がごろごろしてて、ケチャップ的に甘いんではなく、ビターな味わいなのが大人っぽくて美味しかったです!
さて、時間が余ったのでゆっくりお茶なんかしつつ、さて行こうかしら…と思った矢先!!
大変なことが起こりました。
ホームへ行くも、自分の乗る車両が見当たらない!!
行けども行けども新青森行きとしか書いてない!!こまち13号車はどこだー!!
とうとう捕まえた駅員さんに聞いたら、「真反対だよ!急いで!もう出ちゃうよ!」と言われて猛ダッシュ!!
ちょっと聞いた事はあったんだけどまさに自分がこのトラップにかかるとは。
東北新幹線と秋田新幹線って途中の盛岡までは先頭車両どうしを連結させて一緒に行くんですね。ぱっと見、はやぶさの先頭車両としか見えなかったものは連結部分で、私が乗るこまちはその先にいたのです。もし発車しちゃうとなって、はやぶさに乗り込んじゃってたら、車両同士はくっついてないから次の停車駅までは少なくとも立ったままだったわけですね。危ない危ない。
秋田新幹線赤くてかわゆすなんですけどね。そんなに利用者いないのかなあ。
ちなみに盛岡から秋田方向に入ると、とたんに民家とか近いところ走るから、福島宮城あたりぶっとばしてる時とスピード全然違う感じになって普通の電車のちょっと早いやつみたいになります。
盛岡からの一時間くらいがちょっと乗り物酔いしたりしつつ、なんとか到着!
かくのだて〜!
なんかホームが狭い!在来線の隣の線路を走る新幹線!庶民感覚の新幹線様だなあ。
天気悪いと聞いていたのにえらい天気が良いです。
なんか…人が…全然いない…
↑駅前の交番がもはやなんか武家屋敷っぽい。
↑タクシーが赤くてお花のマークがついててかわいい!
今回ちょっと痛恨なんですが、食べたり買ったりしたお店の外観をかなり撮り忘れてしまったのですが、まず最初に立ち寄ったのは「唐土庵いさみや」さん。
角館のおみやげというと、「生もろこし」という、名前だけではまるで謎の和菓子がかなり推されているのですが、味はしっとりした落雁で、そこにあんこや小豆が足されてる感じと言ったらいいのかなぁ…。
ちなみに、試食に食べさせてもらったものがやけにひんやりとするので「たまにくる観光客に出すために冷蔵庫に入れてんのかしら」と思ってたら、「冷凍庫で冷やして食べるのがよりベター」という正式な食べ方なのでした。しかも冷凍庫って!!
駅前ではさらに、いぶりがっこや日本酒をゲットした「地酒のふじた」さんがあってお世話になったのにお店の写真撮らなかったな〜失敗した!
宿への道すがら、ガイドブックにあったこれまた謎の名物、なると餅とえびす餅を入手。
買いに行こうとしていたお店が休み?で、向かいの「渡部なると餅店」にて。
お祝い事の時に食べられていたという、↑の上のほうの花形のが、なると餅。
つぶの細かいおはぎ?みたいな感じでしょうか。昔は粟だったのを今はもち米で作っているとか。
下のほうの茶色いのがえびす餅。黒糖の香ばしい甘さの餅の中にあんこが入ってます。
とりあえず、絵で見ただけじゃわからない味を体験するのが楽しいです。
(寄り道しなければ)徒歩10分かそこらで宿へ到着〜。
「田町武家屋敷ホテル」です。名前の通り、周りはみんな特徴的な黒板塀のお屋敷で、その中にあって雰囲気たっぷりです。
ベッドカバーの青が美しいすなぁ。あ、あと、フロントのさとうさんが美女でした。
これがあれか!秋田美人か!!
荷物を置いて夕方まで散策へ出発。
一般のお宅の門がもはや美しすぎる!!
宿は観光のメインストリートである武家屋敷より、ちょっと南の町人?商人?がいたのかな〜?という感じの方にあるんですが、一日目はそちらを散策。
宿にほど近い、大きな、蔵をいくつも持つ「西宮家」へ。
↑武器蔵だそうです。蔵の白黒の感じかっこいいなー。
↑母屋でお茶を出しそうだったので尋ねてみたら、「ケーキが食べたかったら北蔵のほうで出してますよ!」とお薦めされてそちらへ。わお!蔵っぽい!
こちらのコーヒーはダッチコーヒーだそうで、大きいサイフォンが飾ってありました。
食器高そ〜!!ケーキもすごく美味しかったです。
だらだら喋ってて危うく観光の時間がなくなりそうに。
↑武器蔵のそばのがっこ蔵(漬け物蔵っていう意味ですね)で、漬物をたくさん売っていて、おじいさんが試食をさせてくれたので同行者が舞い上がってしまい、じゃんじゃん購入。
なぜか漬物だけでなくお花の太巻きも購入。これ、いるか??でも綺麗で美味しかったです。
観光再開し歩いていると、町のすごく近くまでこんもりとした山?森?が見えるんですが、そこの緑の中に紫色の何か花のようなものが見える…ような…?
↓…野生の…藤か??(拡大して見てみてください)
そこかしこに咲いているので、かなり綺麗でテンションあがりました。
藤といったら藤棚でしか見た事ないからなー!!
桜は見れなかったけど藤が見れたからなんか良かった!
次に、絶対行こうと思っていた「安藤醸造本店」へ!
↑明治中期に作られたレンガ造蔵座敷は、お店なのにもはや博物館!
土間でたくさんの醤油やポン酢が売ってるんだけど、ちょっと上がって見たりするスペースも!
↑商品が並ぶ中、広い畳敷きの広間が。囲炉裏もあるよ!
↑今の時期の展示品は、五月人形。代々の跡継ぎの息子さんのために買われたものですかのう…
買うもの買ってご満悦になってたら、驚くべきことにもう観光の時間がない!!
東京は夜でも平気でなんでもやってるから鈍くなるけど、地方は5時前後にはどこも閉まっちゃうんだよね…
ということで、5時になっても閉まらない、風景を見に行くことに。
↑とぼとぼ歩いているとこんな看板。
「森田博士御推奨 づつうによくきく荒川のノーシン
本舗名古屋荒川長太郎 特約店坂本薬局」
…ノーシンって明治とかそんな歴史あるの!?
↑すごく最近出来たらしいお店も、周りの武家屋敷に添った形に。
時計の奥がセブンイレブン。左はレストラン&お土産屋さんで「食彩 町家館」。
2階に地のもののバイキングレストランがあるんですってよ。暇があれば食べてみたかった〜
あ、ローソンとファミマ、おまえはだめだ。ちゃんと町に添ったルックスにしなさいよ!!
とぼとぼと西に移動。見たかったところへ到着!
わ〜ここがあの桧木内川か〜!…ていうか、これがまさに、
ガイドブックとかによく載ってる、さくらの名所100選の風景の、あれですか!!!
(↑人様の画像です)
うわあああああ見てえええええええこんな桜見たかったなあああ!!!!
スケール感がはんぱないです!!すごい!!と、妄想してきました。しくしく。
宿に戻って、まずはお楽しみの晩ご飯ですよ。
↑地の山菜が結構えぐいwwwwwというか私が苦手なだけで、同行者はうめえうめえとばくばく食べてました。
せっかくの秋田ということで、きりたんぽ鍋コースをお願いしていたのですが!!
痛恨の、きりたんぽ鍋を撮り逃すというwwwwwwwwwwwww
取り皿だけ空しく撮影…
ていうか当然頭じゃ分かってましたけど、きりたんぽって米ですね!!
お鍋とごはんむしゃむしゃ食べるわけだからお腹がぐおっといっぱいになります。
↑お鍋の中に〆に稲庭風うどんを入れてお食べ下さい!と言われて、さらに炭水化物…!
ってなったけど食べました。ええ食べましたとも!!
(稲庭うどん思ったより太いなあ…)
食後、お宿には温泉がないので、徒歩5分の温泉の銭湯へ。
↑翌朝に撮影しました。夜行くと暗闇の中にぽうっと浮かび上がってなかなか情緒的。
お宿と提携してるのでチケットをもらって入ります。お宿が車を出してくれるといったので、じゃあ乗って行こうかと思ったのですが同行者が飲み慣れぬ酒を飲んで、覚ましたいので歩こうというので、じゃあとぷらぷら。どっちにしても超近いです。
熱めの温泉がなかなかよい感じでした。
銭湯といえば牛乳じゃろがい!
ということで久々にフルーツ牛乳なんかを腰に手を当てて一気飲みしました。
しあわせだなあ〜
と、入り口付近でうろうろしていると、
↑ねこ〜!なんだ、人懐っこいなあ!!
温泉と併設された形の「かくのだて温泉 町宿ねこの鈴」というお宿があるので、そちらで飼われている猫かもしれません。なかなか癒されました。
歩いて帰ってこの日は就寝。
さて翌朝。
あさごはんだ!お米はあきたこまち…だったかな?おいしかった!
でも今日はお昼がっつり食べるつもりだからおかわりしないでぐっと我慢!
まずは昨日行ききれなかった宿周辺のお店へ。
なんか天気予報は確実に晴れるっぽかったのに、曇天!!くそー。
↑道中歩いていたら、えっ正気ですか?という具合に古い感じのお店がそのままに。
舞扇 踊傘 踊手拭 って書いてるし。結納品も揃っているのか、皆様の店…
石造りの上の方に「伊保商店」って書いてるから、伊保でイオって読むんだなあ。
やや大きめなお土産さん「角館桜皮細工センター たてつ」へ。
ちょろっとお土産を買いつつ、併設された明治の建物をのぞいてみたり。
こちらの蔵はだいたい屋内に直結してるんだなあ。
明治や大正の豪華な家財が飾られてました。
これは花嫁さんの衣装かな。べっ甲のかんざしの細工が素晴らしい〜
ぐぐっと北上し、和菓子屋さんの「後藤福進堂」に寄ったりしつつ(ここらへんでざーっと雨に降られて暗澹たる気持ちに!)とうとう角館のメインストリートへ!!
↑これぞみちのくの小京都、角館ですよ!道幅は六間、約11m!
こんな太い道が町のメインストリートなのは、作られた400年前には江戸と京都とここしかなかったらしいですよ!
しかし人がいなくてスケール感がわからないなあ…ほんとに広くて綺麗!!
↑木の背が高くて、ほんとに整備されてて美しい町だな〜。
画像の左下あたりに人力車がいるんですよ。大きさわかりますか?
↑ここも必須で行きたかったお店、「佐藤養助」です!人名か!?
人名なんですけど、稲庭うどんの名店です!贈答品は高かったな〜!
どうやら昔は宮内省?にしか卸してなくて天皇しか食べれなかったものなんだけど、廃れそうになったので作り方を広めた、みたいに書いてました。ありがたく頂こう。
さて観光の目玉、武家屋敷を見ていきますぞ。
まずは「河原田家」へ。
ほんとにこんな、お侍さんが住んでたみたいなお家がまんま残っているんだ!凄いー!
↑お庭が苔むしてて美しい…天然記念物の柏の木もありました。お隣の「小田野家」につながってました。
↑建物がどこも美しい!そば・うどんのお店「古泉洞」はお店がもはや博物館〜
ここも行けたら行きたかったな〜胃袋が足らない!
次の武家屋敷は「岩橋家」。
たぶん、たそがれ清兵衛で宮沢りえちゃんが住んでたシーンのお屋敷じゃないかな〜
義理のお姉さんに「お侍とおなごが道で立ち話などはしたない!」って怒られるとこ…
タイムスリップしたかのようなお部屋の中…すごいな〜〜
次もたそがれ清兵衛のロケ地「松本家」。
清兵衛が立てこもってしまった武士と死闘になる家の外観ですね。これはわかる!
近づいてみると、藁葺き屋根のおうちの中で女の人が何か作ってますよ?
イタヤ細工っていうのかな?馬さんの民芸品、実はずっとほしかったんすよー!
かごとかざるとかかわいい!が、ちょっとお高いので、馬ちゃんを買って帰りました!
↑角館樺細工伝承館。ちょっと昔の洋館ぽくてすてきな建物です。
入ろうと思ったんですけど、武家屋敷を見切ってなかったのでここはパス!くやしい〜
この建物の周りがほんとに栄えてて、観光のメインって感じでした。
人力車の人たちがスタンバってて迫力w
次の武家屋敷は、必須で見るべき武家屋敷の一つ「石黒家」。
現存する角館の武家屋敷の中で格式が一番高い家柄なんですって!
こちらは入場料を払うんですが、おうちに上がらせてもらえます!
靴脱いで上がれるお屋敷はここだけ!
まだ使われてる囲炉裏。この奥で、石黒家の子孫の方が暮らされてるそうですよ。
使わなくなったお家は傷んじゃうので、そうならないようにだそうです。すごい。
ナビゲートしてくれる方のお話によると、見るべき亀の欄間。
木目を水に見立ててるらしいです。美しい〜〜〜
少し頭を下げてお庭を見るとほんとに美しい〜手前の苔の部分を水に見立てているそうですよ。
奥に樹齢300年のモミの木なんかがありますよ。太い!
縁側が、ちょっと手前に引っ込んでいるのは、雪がぎりぎりまで降るからだそうで。
そうか〜いい季節に来ちゃってるからわからないけど、ほんと雪国なんだなあ〜
奥の展示スペースも見て回ります。やっぱり屋内に蔵が直結してるな〜
ほら!ほら!今はやりの日本刀ですよ!!
肥前国出羽守藤原行廣たんです、よろしくお願いします。
武具から資料からいっぱいです。
石黒家の家紋、丸に柊だそうです。かっこいーなー。
次も、見るべき武家屋敷「青柳家」です!!ここは広い!!
歩いてる間に降ったと思ったらバーンと晴れたりを繰り返してたんですけど、青柳家の門にたどり着いた時、あられ??が降ってきて…なんて日だ!!
こちらも入場料がいりますが、これは必須だな〜っていう感じのボリューム。
武器蔵を見学。中二階みたいなところがあったり、鎧が二段になって飾ってあったりして楽しい。
しかしすごい武器の数ですな〜
また刀。名前は控えてくるのを忘れました。
青柳家に来たら急に若い女子が増えたんですけど、さにわ?歴女?
刀剣のことは置いといても、刀の鍔は美しいよな〜
ここで見た、刀の柄に付ける部品の目貫っていうのが綺麗だな〜と思いました。
建物や蔵を順路にしたがって移動。敷地広すぎ〜
ぱーっと日がさしたり、ざっぱーと降ったりが繰り返し。
お土産屋さんがけっこうあるので見てて楽しいです。外国の観光客の人も多いね。
そろそろ帰りの時間も気になり出したので、楽しみにしてた昼ご飯!
さっきの古泉洞の隣に、かなりガイドブックとかマスコミに出ていて有名な「桜の里」へ。
比内地鶏と稲庭うどんという名物を両方食べられるセット!
あんまりマスコミに出てる店って微妙かな〜とも思ったんですけど(店内にはサイン色紙がいっぱい)、いやいや、すげーーーうまかったですよ!!
親子丼の鶏ってパサパサになってるのもあるけど噛み心地がすごくよくて味もあって美味しかった!しかしここの稲庭うどん美味しかったな〜!すごい細い!これが稲庭うどんだよな!!ここのうどんは自家製らしかったです。
私はごまだれで食べちゃったんですけど、同行者が選んだ澄んだ付けだれがうまいうまいと言うんですよ。江戸っぽいめんつゆのタレと違ってもっと澄んでて甘いみたい?
駅のほうに戻ってきたんですが、時間がやや余ってしまったので、八百屋さんの「さかい屋」さんへ。ここは併設されてるカフェで、フルーツパフェが食べられるんですって。
初日に通りかかった時、行列できてましたよ。
なんとなく、桃のパフェをオーダー。たいへんうまい!というか、安くない?500円でした。
同行者はわらびを買ったりしてました。私は油揚げを買いました。大きくて厚い油揚げを見ると、宮城の定義山の油揚げを思い出して食べたくなるんだよな〜…
さて、ここからはおみやげ無双です。
↑雨に降られた「後藤福進堂」で買った、茶柱ようかんと金柑まんじゅう。
うちは餡が売りです!と言われたのに普通の羊羹を買わずにきてしまったんですが、帰りの新幹線でぱくぱく。
金柑まんじゅうすごい、蜜漬けの金柑がまるごと、白あんといっしょにおまんじゅうに入ってる!爽やかな苦味がおいしい〜。そして茶柱ようかんうめえ!すごい和菓子屋さんだった!
↑前に壇蜜がお薦めしてたというので買ってきた秋田の銘菓「さなづら」。
釣りキチ三平パッケージだYO!
…なんだろう、ひらったいぶどうのゼリーみたいな感じでしょうかね。美味しいですよ。
↑ガイドブックを見てて欲しかった、干支の土鈴。うさぎさん!
武家屋敷が並ぶ道沿いにある「いしばし民芸」さんで購入。
中山土人形という民芸品だそうですよ。
「こちらでいいですか?」って出された時に、紙箱に書いてある文字を見てギョッとして、「あ、それ、斧なんですか?」と聞いたら「はい、斧です。」とのこと。
斧背負ってるのは…なぜなんだぜ… サジマジバーツ。
↑赤白で揃えて買って来ました、イタヤ馬。
黒ラインのやつとかもあるみたいで、もっとゆっくり探せば良かったな〜
左馬が縁起物らしいので、顔を左に向けて飾っております。
↑同行者が結局4本とか買っていたいぶりがっこ。私も一本。
この駅前の「地酒のふじた」さんで売ってたいぶりがっこはうまかったです!
↑瓶ものを土産に買うなっつうんですけどね、安藤醸造(丸に上と書いてマルジョウという呼び名みたいですな)のポン酢2種類と、しろだし。それに、地酒のふじたさんのオリジナルの日本酒「古都 角館」です。
ポン酢は試飲したんですけど上品で湯豆腐とかに合いそうでね〜。しろだしは、まさしくこういうのをつゆにして稲庭うどん食べるべきなのかな?って感じです。
お酒は辛口で聞いてお薦めされたので買ってきたけど、まだ飲んでない!楽しみです!
↑「佐藤養助」の徳用稲庭うどん〜ずっしり!
↑うどん、茹でてみました!つけだれは安藤醸造のしろだし〜!
なんちゅうか、江戸っ子の蕎麦のつけだれなんかとは色も味も全然違いますな!角がない!岩魚のしょっつる(魚醤)が入ってるそうです。独特に癖がなく甘い…ふしぎだ…1.8リットルボトルが山のように売ってて、誰がこんなに買うんだよwwwwとか思ってたけどすでに通販したい…!
うどんの茹で時間も3分とか、ひやむぎレベル。茹でて流水に晒したら氷水で締めるんですな。のどごし最高です。
↑西宮家のがっこ蔵で買って来た漬物がうまい!!
一番奥のオレンジのがにんじんのいぶりがっこ。真ん中がナスの漬物。一番手前のが、かなり試食で夢中になった「ミズの実の漬物」です!
ミズの実ってなに〜!!生まれて初めて食べた!!豆状の実が茎みたいのでつながっていて、この実を噛むとちょっと粘りが出てくるんですよ〜うまし!!
あと、オクラの漬物も買いました!これも旨かった!!
↑これが八百屋の「さかい屋」さんの油揚げ!かりっと焼いて、これにからし醤油とか七味醤油で最高でした!
↑角館といえば樺細工(山桜の木の皮を使った細工)で、そのお土産屋さんもたくさん見たというのにさっぱり買ってこなかったのですが、唯一買ったのがこのうさぎのついてる耳かき。
私、耳かき好きなんですよ。
このうさぎの目がなんか死んでる感じがして、いいなあと思って買ってきました。
しかし思ったんですが、たまに売ってるのは見かけるものの、秋田といえばと想像していた「なまはげ」「秋田犬」なんていうのは全然角館じゃ売ってないですね。あれは秋田市のものなのかなあ。私も千葉といってピーナッツや醤油といわれても身近にはないもんなあ。
というわけで、観光の時間もかなり限られた中で、結構歩いて必死に見て回りました。
いやー、いいとこでしたな〜!あんな山間の決して大きくない町なのにほんとに街が立派で美しい!!食べ物美味しい!
ほんとはもっと見て回りたかったものもたくさんあったんですよね〜残念でした!
なかなか遠くて行けるとこじゃないですけど、是非また行ってみたい街でした!
しかしやっぱり、桜の時期に一度くらいは行ってみたいよな〜〜〜〜〜!
PR