私は蒼井優ちゃんがちょう大好きなんですが
蒼井優ちゃんが外国に行った写真集シリーズは写真家さんのセンスもあいまって神クオリティ!
もちろん全部持ってますよ!!
さて、そんな私ですが、映画やテレビで見る蒼井優ちゃんだけでは飽き足らず、一度でいいから肉眼で蒼井優ちゃんを見てみたいと思ってしまったわけです。
さすれば、どのような手段が考えられるか。ストーカー?否。出待ち?否。
舞台を観に行くことにしました。
行ったのは、
野田地図16回公演「南へ」です。
折りたたんで、舞台の話など。
[0回]
記憶スケッチで絵描いてみました。さっきネットで検索したら衣装がちょいちょい間違えてましたwww
あ!ちなみに顔は似せてませんよ!!

富士山に似た無事山にある観測所に虚言癖の女(蒼井優)が保護されてやってくる。そこにその日派遣されてきた男(妻夫木聡)と出会い、観測所やその山の小さな町の人々は彼女の嘘に翻弄されていって…というようなお話です。といっても、まあ演劇ですから、きちんとした起承転結はありません。
昔学生の頃に、友達で演劇少女がいまして、彼女にいろんな劇団について教えてもらいました。主にキャラメルボックス(上川隆也がいた劇団)と、東京サンシャインボーイズ(三谷幸喜・西村雅彦がいた劇団)とか、いろいろ。劇団☆新感線(古田新太の劇団)はド派手で凄いよ!とか、大人計画(松尾スズキ・阿部サダヲ・宮藤官九郎の劇団)は面白いよ!!とかそういうのを、ビデオ貸してくれたり、話してくれたり、キャラメルボックスは連れてってくれたり。感謝しております。
割と小劇場とかに、友達に連れられて行っていた時期があって、大川興業のお笑いライブとかも高校の頃行っていて、比較的「生の舞台を見に行く」という行為自体に抵抗は少なく生きてこれたんですけども。
その演劇少女の友達が、夢の遊民社はちょっと別格、的に言っていた野田秀樹の舞台。
いつか行きたいな、と思ってましたが(友達が
半神とか行っててすごい褒めてて羨ましかった)値段が高いらしいのと、人気が凄いらしいので、ずっとぼんやり行きたいなぁと思ってたんですけど。
その夢がいいトシになってようやく叶いました。がんばって叶えたよ!お金的にもチケット取るのにしても!!
生蒼井優ちゃんを見れるとなればがんばるしかない!!
しかし…いやー思っていた以上に凄みがある舞台でした。
なんというか、訓練のされっぷりが半端ないというか、舞台セットはあえて本当に簡素に出来ていて、ほとんどのものをパイプ椅子だけで表現していて、あとはその情景はほとんど舞台にいる人間で現すという感じなんですけど、もしこれ、立つ位置ちょっとでもズレたら劇全部壊れちゃうんじゃないかなと思うくらい緻密にきっちり、だけど舞台の端から端まで使ってダイナミックに表現されてました。
これは…演劇に興味があって、やりたいなと思ってる人が若い時とかにうっかり見たら、さぞや影響されそうというか、こんな舞台やりたい!なり、あの舞台に立ちたい!なりって思うだろうなって思いました。
内容自体はザ・舞台って感じで難しいんだけど、舞台は難しくていいんですよね。一から十までオチをつけるものではなくて、何かを舞台から客席で感じ取るのが重要なものだと思うから。深く深く読み取ろうとすれば出来るし、ただただ目に映るものをその場その場で受け取っていても、何か思うところがあるというか。
いやあ、凄かったです。
役者さんもやっぱり凄くて、テレビじゃこの感じは分からないし、ほんとに妻夫木くんはかっこいいし、上手いし、いい役者さんなんだなーってしみじみ思いました。日本アカデミーおめでとう!
蒼井優ちゃんは、ほんとに普通っぽいんですけど、表情のコロッコロ変わるのとか、凄かったです。
銀粉蝶さんと藤木孝さんのベテラン二人の、声というか、動きというか、出て来ただけでハッと魅入ってしまうぶりも凄かったなー。すごいトンチキな役やってるんですけど、もっと見たい!もっと喋って!と思わせられる感じが凄かったです。
…でも、まあ結局わたしは理屈の人間で、物語は四角四面に教えてもらいたいほうですし、演劇演劇した演劇はちょびっと難しいのは確かですね~映画の方がやっぱり好きなんです。
しかし、元々苦手だなと思う私でも、ほんとにすごい迫力を叩き付けられて圧倒され、絵くらい描きたいと思うくらいなにか脳に植え込まれた、っていうこと自体が凄いことだと思うんですよね。
これは確かに、天才・野田秀樹は凄いわ、っていう。
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